こんにちは。
兼業主婦のひなつです。
突然ですが皆様は『売れるコピーライティングには法則がある』という事を知っていますか?
私は5年間販売と営業の仕事をしていて、様々な悩みを抱えたお客様に接してきました。
店頭のPOPや販促物にも触れる機会が多くありコピーライティングにも興味があります。
今日は売れるコピーライティングの法則とコツのお話をさせて頂きます。
目次
コピーライティングとは?
コピーライティングとは「人間心理を理解し、言葉で読者の行動を変えること技術」です。
CMは音や映像で、商材の魅力を紹介していますがコピーライティングはアプローチ方法が文字になっている。とイメージすれば分かりやすいかもしれません。
コピーライティングは2種類に分類することが出来ます。
- イメージ広告のコピーライティング
- ダイレクトレスポンス広告のコピーライティング
イメージ広告のコピーライティング
映画のポスターや駅内の広告によく使われているもの。皆さんが想像する”キャッチコピー”になります。
ジブリ映画などでおなじみの【糸井重里さん】が有名です。
(もののけ姫のキャッチコピー「生きろ。」など)
商品そのものをアピールするのではなく、感性や想像力に訴えるような広告であることが特徴で、企業のブランドイメージの定着などの意味合いが強い。
レスポンスを数字で見る事が難しいです。
ダイレクトレスポンス広告のコピーライティング
レスポンス広告の長い文章を指すことがほとんど。セールスライティングと呼ばれることもあります。
商品そのものの特徴や利便性を感情的・論理的に訴える事で、興味を引く広告であることが特徴です。
お客さんが相手となるのでレスポンスを数字で見ること(購入・問い合わせ等)ができ、利益に直結します。
今回は2つ目のダイレクトレスポンス広告のコピーライティングについて見ていきましょう。
商品理解を深めて訴求対象を考える
まずは紹介する商品をしっかり調べて、特徴を書き出しましょう。
訴求ポイントを書き出すと、誰に向けて販売するかが見えてきます。
訴求対象はなるべく具体的に考えるのが大切です。人は自分の生活があるので全世界の人を対象に訴えてもあまり意味がありません。
もしかして自分のことかもしれない。
と思わせないと最後まで文章を読んでもらえない事が多いです。
例えば「年齢を重ねても肌が綺麗になる化粧水」を売りたいのならば、美意識の高いマダム層に向けて言葉を選ぶと思います。
間違っても1人暮らしで新卒のビジネスパーソン向けにはならないでしょう。
自分の生活がどんな風に変わるのかイメージ出来る。これが購買意欲に繋がる大きなステップです。
コピーライティングに移る前に、広告が刺さる対象は商品を購入するだけの収入があるか。という部分を改めて考えてください。
いくら良い広告を作っても購入に繋がらなければ悲しくなってしまいます。
コピーライティングの構成を知る
コピーライティングは3つのパートで構成されている事が多いです。
- ①メリットを伝えるパート
- ②メリットを実現する働きや機能を説明するパート
- ③特徴を証明するパート
メリットを伝えるパート
文字通り商品のメリットを伝えるパートで、考えた訴求ポイントや特徴を示して興味を引きます。
ここで大切な事は【専門の知識がなくても分かるように伝える】という事です。
例えば、縦15㎝×横11㎝という大きさよりも文庫本程度の大きさと言われた方がすぐにイメージできます。
商品に詳しくなりすぎてしまうと、どうしても専門用語が出てしまいがちですが1度考え直して分かりやすい言葉を選びましょう。
メリットを実現する働きや機能を説明するパート
次は最初に言ったメリットを説明するパートで、相手に納得してもらう事が大きな目標です。
信憑性を上げる具体例や、説得力のある数字を使ってメリットの裏付けをします。
例えば、「一般的に」や「世間では」など多くの人が同じように思っているという言葉を使ったり、液晶画面の大きさが前と比べて〇㎝大きくなったなど具体的な数字を使ったりします。
専門的な知識が無い人でも納得してくれるような例を出して、メリットを納得してもらいましょう。
特徴を証明するパート
最後は具体例や他の商品との比較で述べてきた特徴を証明するパートです。
従来の自社商品との対比、他社の同カテゴリー商品との対比がよく使われている印象。
また食品であれば産地などを記載して安心を証明する場合もあります。
売れるコピーライティングの3つのコツ
売れるコピーライティングには3つの共通点があります。
- 訴求ポイントは多くても3つまで
- 言葉はなるべく削ぎ落して分かりやすく
- 最初が勝負!文章の中にメリハリをつける
1つずつ詳しく解説していきましょう。
訴求ポイントは多くても3つまで
たくさん考えた商品の特徴を全て相手に伝えたい気持ちはよくわかります。
しかし文章が長くなると、結局何が伝えたい事なのかが分からなくて行動に結びつきません。
訴求対象に合わせて優先順位をつけ、多くても3つくらいに絞って文章を考えましょう。
言葉はなるべく削ぎ落して分かりやすく
イメージ広告のコピーライティングは印象に残る短い言葉が多いのですが、ダイレクトレスポンス広告のコピーライティングは文章が長くなりがちです。
人は自分に深く関わりのない文章は最後まで読んでくれません。
- 一語一句節約・センテンスの中で言葉を重複させない。
- 「それ」「という」「すること」など無駄な言葉は使わない。
ルールを決めて大切な事をギュッと濃縮して伝えられるようにしましょう。
最初が勝負!文章の中にメリハリを付ける
始まりのセンテンスは1番大切で最も難しい部分です。
まずは興味を引いてくれそうな内容で興味を引きましょう。
しかし、最初が良くても単調な文は読んでいて退屈になってしまいますよね…
短い文と長い文を組み合わせて全体にリズムを付けると上手に先を読ませることが出来ます。
類義語辞典などで、言葉の引き出しを増やしておくことでコツがつかめるかもしれません!
チェックリストを見ながら音読する
出来上がった文章は最後に音読しておかしな部分がないか確認しましょう。
私は下記のチェックリストを見て行っています。
- 説得力ある流れになっているか(無理な流れになっていないか)
- 訴求ポイントがはっきりしているか
- 「誰に」「何を」伝えるかがブレていないか
- メリットは強調されているか(余計な情報を入れていないか)
- 最初の文で興味が引けるか
- 誤字・脱字はないか 単調な感じになっていないか
- 無駄な言葉がないか。(なくても意味が通じる接続詞や「これ」などの代名詞)
- 見慣れない難しい言葉や漢字を使っていないか
まとめ:売れるコピーライティングは法則がある
以上、売れるコピーライティングのコツと法則についてご紹介しました。
- 商品を知る。
- 訴求対象を考える。
- 構成を知り、活用する。
- 文章を書いてみる。
ザックリ振り返ると、主な流れはこんな感じです。
最初は小難しく理屈を考えるよりも、「少しでも書いてみる」「下手でもやってみる」という気持ちが大切です。
私もまだまだ修行中なので頑張りたいと思います。頑張りましょう!