こんにちは。
兼業主婦のひなつです。
みなさんは冷え性でしょうか?
女性は約7割の方が冷え性を自覚しているそうです。
手足の末端が冷えていると感じたり、血が滞ることで身体的な不調を抱えている方も多いと聞きます。
最近「温活」という言葉が流行っているように、体の冷えを和らげることを目的とした方法も色々紹介されています。
でも冷えの原因が「栄養不足」と「ストレス」の場合単に体を温めても根本的な解決にはならない場合も…。
今日は栄養不足とストレスが原因で起こる冷えのメカニズムと対策についてお話させて頂きます。
目次
冷えの原因
体の冷えは大きく3つに分けられます。
- 体内で熱が作れない場合
- 作られた熱が全身に届かない場合
- 体内の熱が逃げやすいという場合
1つずつ解説していきましょう。
体内で熱が作れない場合
体内で熱を生み出す器官は筋肉です。なので男性よりも筋肉量が少ない女性の方が熱を生み出す量も少なく冷えを感じやすくなるのです。
また、間違ったダイエットなどで筋肉の量を減らしてしまうと慢性的な冷えに繋がってしまいます。
適度な運動と良質なたんぱく質をしっかり摂取するようにしましょう。
作られた熱が全身に届かない場合
自律神経のバランスが乱れると、血流循環が上手く機能せず全身に熱が送られなくなってしまいます。
これは気温の寒暖差で血管が収縮と拡張を繰り返すことで起こったり、不安やストレスによっても引き起こされたりするそうです。
また食べ過ぎると消化のために血液が胃腸に集まってしまい、筋肉やほかの器官への血液供給が減ってしまうのも原因の1つになります。
体内の熱が逃げやすいという場合
水分の摂りすぎや、冷えた食べ物のとりすぎはせっかく体内で生成された熱を逃がしやすくしてしまいます。
また皮下脂肪は断熱の効果がありますが、あまりにも比率が高いと熱が伝わりにくいのが欠点です。
冷えの原因は栄養不足かも。
知らない間に栄養不足になっている?
今の時代に「栄養不足」なんて起きないと思うかもしれません。
しかし実際は偏食が進み好きな物だけを食べられるので、必要な栄養が摂れていない「栄養不足」が増えているのです。
栄養が足りないと体は生命維持を優先するので、女性なら子宮、皮膚や髪の毛など体の表面にあるものが後回しになります。
生理不順場起きたり肌が荒れたり、髪の毛がパサパサになったりする理由です。
その不調は冷えにも繋がります。
体の細胞を作るのはたんぱく質です。美容と健康を導くためにまずはたんぱく質を取り入れることから始めましょう。
野菜中心の食事でお腹いっぱいにするのも、ビタミンやミネラルは摂れるかもしれませんが、体を冷やすという意味ではあまりおすすめできません。
ストレスが栄養不足に繋がる理由
冒頭でストレスは血液循環に異常をきたす話をしましたが、実は栄養不足を引き起こす原因でもあります。
ストレスを感じると体はその炎症を抑えようと「コンチゾール」というホルモンを作り出します。
その原料となるのがコレステロール、ビタミンC、たんぱく質、パントテン酸です。ストレスが掛かる量が増えれば増えるほど上記の栄養素が消費されている状態になります。
また他の甲状腺ホルモンの分泌が抑制されてしまうので、女性ホルモンや男性ホルモンの分泌を乱す原因にもなり冷えの直接的な原因でもあります。
栄養不足にならない対策
冷えを予防してくれる栄養素は主に5つあります。
- タンパク質・・・筋肉を作る源になる
- ビタミンB1・・・糖代謝を促進し、エネルギーを産生する
- ビタミンC ・・・鉄分の吸収を促進し毛細血管の機能を保持する
- ビタミンE ・・・血液の流れをよくする
- 鉄 分 ・・・血液中のヘモグロビンと結びつき全身に酸素を運ぶ
この中で私が特に摂取したいと思う栄養素はビタミンB群です。
ビタミンB群は糖質をはじめ全ての代謝に関わっているビタミンです。
糖質の過剰摂取、アルコールの摂取、仕事のストレスやパソコンなどの脳疲労、加齢や喫煙など現代の生活で必要不可欠な栄養であり不足しやすい特徴があります。
おすすめの食品
体の冷えを予防することも合わせて考えると良質なたんぱく質、温かい汁物と一緒に食べられる食材が適切です。
- 豚肉:たんぱく質とビタミンB1が豊富
- マグロ:お肉よりも優れたたんぱく質、ビタミンB6が豊富
- カツオ:血合い部分にビタミンB12が豊富
- しじみ:ビタミンB12が豊富。肝臓の働きを助ける
- レバー:鉄分、亜鉛が摂取できる
手軽なスープから試す
【meiji まるごと野菜シリーズ】
そのまま電子レンジに入れて温めらるので簡単です。
ごろっとした野菜がたくさん入っているので、栄養補給にも体を温めるにもぴったり。忙しい朝に取り入れるだけでも効果が期待できます。
まとめ:万病のもと冷えを撃退しよう
以上、栄養不足やストレスが原因で引き起こされる冷えについてお話させて頂きました。
物が溢れる現代だからこそ、自分の周りにある物はしっかりと選択していきたいですね。
冷えは「万病のもと」とも言われています。予防と対策をして身も心も温かい人を目指しましょう。