低用量ピルを実際に使って感じたメリット・デメリット

こんにちは。

兼業主婦のひなつです。

毎月訪れるPMSや生理期間の不快感、出血のが多いなど女性は悩みが多いですよね。

前回まではPMS(月経前症候群)を軽減させる方法の話をしました。

しかしセルフケアにも限界がありますので、PMSが良くならず生理不順が続いたり、不正出血が頻繁に起こったりすることもあります。

そんな時は病院で「低用量ピル」を処方してもらうのも解決方法の1つです。

私は生理不順になって不正出血が続いた時に婦人科に行き「低用量ピル」を処方されてから3年くらい飲み続けています。

今日は実際に飲んでみて感じたメリットとデメリットについてのお話です。

婦人科に行って薬を貰いたいけど不安。実際に使っている人の意見を聞きたいと思っている方に是非読んでもらいたい内容となっています。

【おさらい】PMS(月経前症候群)とは

月経に関連して周期的に身体や精神に不調をきたすこと。

原因は解明されていませんが月経の10~14日前の排卵後の黄体ホルモンが分泌される周期と重なっており、月経開始と共に軽減いるので黄体ホルモンが原因と考えられています。

症状はむくみや便秘、腹痛、頭痛、肩こり、乳房の張りといった身体に現れるものから、不眠や過眠、疲労感、イライラといった幅広いものまで200~300種類もあります。

低用量ピルとは?

女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロンの成分を配合したお薬です。経口避妊薬、とも呼ばれています。

毎日1回服用することにより排卵を抑制し、子宮内膜の増殖も抑えてくれる働きをするので、避妊やPMS(月経前症候群)に効果があります。

保険の適用外になることが多いのも特徴です。

低用量ピルを使って感じたメリット・デメリット

実際に私はファボアールという種類の薬を3年ほど飲み続けており、現在も服用しています。

その3年で感じたメリット、デメリットについてそれぞれ下記にまとめました。

メリット

  • 生理周期が整う
  • 体調が把握できるので予定が立てやすい
  • 生理が軽くなった
  • 病気の予防になる
  • メンタルが楽になった

デメリット

  • 費用が掛かる
  • 副作用が辛い
  • 飲み忘れると効果がない
  • 血栓症のリスクがある
  • まだイメージが悪い

1つずつ詳しく解説していきます。

低用量ピルを飲んで感じた5つのメリット

生理周期が整う

1番良かったのが不順だった生理が28日周期でしっかりと来るようになった事です。

低用量ピルは基本的に28錠(飲み忘れ防止のフェイク錠剤が7日分)が1シートになっており、毎日飲み続けることで効果を発揮します。

生理が来なくて心配になったり、生理用品を持っていないのに突然生理になって焦ったりすることも無くなりストレスも軽減。

飲み忘れが無ければ毎月の生理周期を把握することができるので、とても便利です。

体調が把握できるので予定が立てやすい

生理周期が整うと、PMSが始まるタイミングなどを把握することができます。

旅行や温泉などの計画を立てやすくなったり、生理前に仕事を終わらせるようにペース配分を考えやすくなったりと利点がとても多いです。

体調を把握することが出来るので、理由が分からないイライラなどが減ります。

生理が軽くなった

低用量ピルは女性ホルモンの成分が入っており、ホルモンバランスを整える効果もあります。

排卵を抑制するので排卵痛が軽減されたり、経血の量や生理期間が短くなったり嬉しい効果がたくさんあります。ニキビや肌荒れの軽減に繋がったという話も。

生理の経血の量で悩んでいたり、辛いPMSを我慢し続けるよりも婦人科を受診し、自分に合った薬を処方してもらうのがおすすめです。

病気の予防になる

生理不順の予防や月経困難症を軽減することはもちろん、子宮内膜炎などの治療に使われます。

多くの場合定期的に婦人科の検診を受けることになるので、結果的に病気の予防に繋がる。ということも多いです。

メンタルが楽になった

いつ生理が来るんだろう、旅行の計画を立てていたのにかぶってしまった、生理用品を持ち合わせていないから休憩中に買いに行く…

女性なら1度は経験したことがあるのではないでしょうか。

私は低用量ピルを飲み始めてから、生理に関する心配事が激減しました。

常にストレスを抱えているのは精神的にも肉体的にも良くない事です。色々な方法でストレスを解消しましょう。

低用量ピルを飲んで感じた5つのデメリット

費用が掛かる

治療目的以外だと保険が適用されない事も多いです。病院にもよりますが平均1シート3000~4000円程度。

毎日飲み続けないと意味がないので出費はかなり多くなります。

副作用が辛い

慣れるまで3ヶ月くらいPMSと似た副作用が出る可能性があります。

私が実際に感じた副作用は倦怠感と吐き気です。大体の副作用はしばらく続けていると収まりますが、薬が合わない場合もありますので医師に相談をしてください。

1度だけ飲み忘れをして1シート分飲まずに破棄した事があるのですが、その時も改めて飲み始めた時に軽い副作用が出ました。

飲み忘れると効果がない

低用量ピルは他の薬と異なり、飲み忘れると効果がなくなってしまいます。

飲むタイミングも毎日同じ時間が理想なので習慣になるまでとても苦労しました。

しかし慣れてくると忘れなくなりますので、そんなに辛くはないと思います。最初のうちはタイマーをかけるなどして忘れない工夫をしましょう。

血栓症のリスクがある

血栓症とは血栓ができることで血液の流れが悪くなる病気です。

下肢にできることが多く、血栓による血栓症を深部静脈血栓症と言い、下肢にできた血栓が肺に移動してしまうと、肺の血管を詰まらせる肺血栓症という病気に発展します。

低用量ピルは血液を固まりやすくする物質が増加するので、血栓症に掛かる可能性が高くなってしまう場合も…

しっかりと理解をして服用を始めることと、血液検査などを定期的に行うことが大切です。

まだイメージが悪い

病気の治療にも使われる低用量ピルですが、まだ世間からの理解は低いのが現状です。性生活が乱れていると勘違いされたり、相談しにくかったり肩身が狭いと感じることも多いかもしれません。

しっかりとした知識を持ち、自分の人生設計のために使っていると自信を持って説明できると良いと思います。

まとめ:メリットとデメリットをしっかり理解しよう

以上、低用量ピルを3年間飲み続けて感じたメリットとデメリットについてお話させて頂きました。

前よりは幅広い情報を手に入れる手段があったり、理解も深まってきましたがまだ低用量ピルは浸透していません。

副作用やリスク、体調に合わせて自分で選択をしましょう。
1度婦人科に足を運ぶことをおすすめします。

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